2週間で10キロ痩せなくて良い

この自粛期間中「2週間で10キロ痩せるダンス」が再びブームになっているので、私も挑戦してみた。意外とすごくきついわけでもなく、通勤電車に間に合わなくてダッシュした時くらいの息切れ。下手な腹筋をするより断然お腹がキュッと筋肉痛になるので気が向いたら続けよう。気が向いたら…


とはいえ、タイトルの通り、私は10キロ痩せることにフォーカスは置いていない。


幼いころは肥満体型、10代は痩せ型、20代は普通(たぶん。そうあってくれ)と推移し、10代のころは体重を物凄く気にしていたけど、今はその呪縛から解放されつつある。それは私が(主に)北米のモデルやアーティストを知ったことが影響していると思う。


今でこそVictoria’s Secretはプラスサイズモデル起用問題などでファンが離れつつあるけど、2016年に初めてショーを見た時は「女性でもこんなに筋肉をつけて、しっかりとした手脚で歩いて良いんだ!」と衝撃を受けた。一見細身なモデルでも太ももに綺麗な線が入っていたり、肩まわりがしっかりしていたり、腹筋が割れている人もいる。


確か北米でワークアウト文化が流行したのが2013〜14年ごろ。私が同ブランドを発見した時には既に公式からも「VSモデルが実践するワークアウト」動画がアップされていて、「華奢で胸が大きいことだけが美の条件ではない!ワークアウトで自信をつけよう!」という空気が醸成されていた。


それからはガリガリに痩せることより、自分の好きな部分を伸ばして、コンプレックスに感じている部分は引き締めるようなトレーニングをするようにしている。最近はサボりすぎてお腹とお尻がダルダル、手脚パンパン、華奢な肩まわりだけなぜか骨が浮き出ている妖怪になってしまったけど…


それでも体型に関して以前より引け目を感じなくなったのは、VSモデルや、南米やヨーロッパの友達のおかげで、自分は細身の女性にはない魅力を持っていると思えるようになったから。


丸みがあり上がったお尻がセクシーだと言う友人もいるし、大きい胸には興味がない人もいる。足腰が多少しっかりしているほうがスキニーを履いたときに歩き姿が堂々として見えるし、くびれも強調される。


もちろん健康的な食事と運動は大切だけど、たまには自分の魅力を探して、認めてあげて欲しい。私は落ち込んだ時にTaylor Hillの太ももを見て自分を勇気づけてる。彼女はこの数年でとんでもない進化を遂げていて、愛らしい小顔にグラマーかつ筋肉のある身体で堂々とランウェイを歩いている。


最近また痩身サプリやコンブチャ(今さらなんで蒸し返してんのこれ)のステマが横行しているので、ふと思い立って書いてみました。


あと体型ひとつで掌を返したようにすり寄ってくるヤツは全員ぶん殴ろうな。(実体験)


以上です。